防災 トヨタ プリウスPHEVで災害時に住宅の生活電力をまかなう具体的方法 2025/4/18
トヨタ プリウスPHEVで災害時に住宅の生活電力をまかなう具体的方法 #1
トヨタ プリウスPHEV(プラグインハイブリッド車)を使って災害時に住宅の生活電力をまかなう方法について、具体的に説明します。プリウスPHEVは外部給電機能(V2H: Vehicle to Home)を備えているモデルがあり、これを活用することで車から家庭に電力を供給することが可能です。以下にその手順や注意点をまとめます。
1. 必要な準備と確認
– 対応モデルの確認:すべてのプリウスPHEVが外部給電に対応しているわけではありません。たとえば、2017年以降の2代目プリウスPHV(ZVW52型)などには、外部給電用のアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)が標準装備されています。自分の車が対応しているか、取扱説明書やディーラーで確認してください。
– V2H機器の準備:家庭に電力を供給するには、V2H対応の専用機器(例:トヨタ純正の「V2Hシステム」や市販のインバーター)が必要です。これがないと、車から家庭への電力供給はできません。V2H機器は事前に設置しておく必要があります。
– バッテリー残量の確認:プリウスPHEVのバッテリーが十分に充電されていることを確認してください。外部給電はEVモードでのバッテリー残量に依存します。満充電の場合、約8.8kWh(モデルによる)の容量があり、一般的な家庭の数時間分の電力をまかなえる可能性があります。
2. 具体的な手順
1. 車を安全な場所に停車:災害時には安全な場所に車を停め、エンジンを切った状態で作業を開始します。
2. V2Hシステムの接続:
– プリウスPHEVと家庭をつなぐV2H機器を接続します。車の外部給電ポート(通常は充電ポートと同じ)にケーブルを差し込み、反対側を家庭のV2H機器に接続します。
– 接続が正しく行われているか、機器のマニュアルに従って確認してください。
3. 給電モードの設定:
– 車内のディスプレイやスイッチで「外部給電モード」を選択します(モデルにより操作が異なるため、取扱説明書を確認)。
– 給電が開始されると、家庭の電力系統に電気が供給されます。
4. 使用する電力の管理:
– プリウスPHEVの給電能力は最大1500W程度(モデルによる)です。そのため、消費電力の大きい家電(エアコンや電子レンジなど)を同時に使用すると電力が不足する可能性があります。
– 必要最低限の電化製品(照明、スマホ充電、冷蔵庫など)に絞って使用することをおすすめします。
3. 給電可能時間と容量の目安
– プリウスPHEVのバッテリー容量(約8.8kWh)の場合、たとえば1時間あたり500Wの電力を消費する家電を使用すると、約17時間程度給電が可能です。
– バッテリーが切れた場合、エンジンが自動的に始動し発電を行う「ハイブリッドモード」に切り替わるモデルもあります。この場合、ガソリンがあればさらに長時間の給電が可能です(ただし、排気ガスに注意し、換気の良い場所で使用する)。
4. 注意点
– 安全第一:災害時は停電していることが多いですが、電力会社からの送電が復旧した場合はV2H機器が自動的に給電を停止するよう設定されている必要があります。感電や機器の故障を防ぐため、必ず専門業者に設置を依頼してください。
– 排気ガス対策:エンジンが作動する場合は、車を屋外に置き、排気ガスが室内に入らないよう注意してください。
– 電力の優先順位:限られた電力を有効に使うため、事前に家庭内でどの家電を優先的に使うか決めておくと良いでしょう。
– 定期的な点検:V2H機器や車のバッテリー状態を普段から確認し、災害時にすぐ使えるようにしておくことが重要です。
5. その他の活用方法
もしV2Hシステムを導入していない場合でも、プリウスPHEVの車内にあるAC100Vコンセント(1500W)を使って、小型家電や充電器を直接接続して使うことも可能です。この場合、延長コードを使って車から家庭内に電気を引き込む形になりますが、電力は限られるため注意が必要です。
まとめ
プリウスPHEVを災害時の電源として活用するには、事前にV2H機器の設置と操作方法の確認が不可欠です。適切に準備しておけば、停電時でも照明や通信手段を確保するなど、生活を支える大きな助けになります。もし具体的な設置や機器について知りたい場合は、トヨタのディーラーや専門業者に相談するのがおすすめです。災害に備えて、ぜひ一度シミュレーションをしてみてください。
トヨタ プリウスPHEVで災害時に住宅の生活電力をまかなう具体的方法 #2
────────────────────────
トヨタ プリウスPHEVで
“もしも”の停電に家庭電力をまかなう手順
────────────────────────
※車両年式・グレードによってボタン名称や設定方法が異なります。必ず取扱説明書を確認し、法令・安全基準を守って実施してください。
1. プリウスPHEVが供給できる電力の概要
────────────────
●内蔵 traction バッテリー :約13~16 kWh
●AC100 Vコンセント :最大1500 W(15 A)
– 室内(リア席足元)1口
– 荷室 or 左リア外部(オプション)1口
●外部給電モード(HV給電) :SOCが下がるとエンジン発電で自動補給
満タン(40 L想定) → 400 W負荷なら約4〜5日連続運転が可能
●V2H(CHAdeMO)対応※ :6 kWクラス(機器別途)。新型60系PHEVは対応表に記載あり。
2. 災害前の「備え」
────────────────
□ 取り扱い説明書で「外部給電」「AC100 Vスイッチ」の操作を確認
□ 20 m以上・2.0 mm²以上の屋外用延長コードとタップを常備(1500 W対応)
□ 家電の消費電力をメモ(冷蔵庫100 W、炊飯器700 W等/合計1500 W以下に抑える)
□ ガソリンは常に ½ 以上をキープ
□ V2H機器を導入する場合は、第一種電気工事士による系統連系用スイッチ+系統リレーを施工
3. 停電発生直後:クルマを「発電所」に変える
────────────────
(1) 車両を屋外の平坦地に停車
• 排気が家屋内に回り込まない方向へ向ける
• Pレンジ+パーキングブレーキ
(2) 外部給電モードをON
a. ブレーキペダルを踏まずに POWER ボタン → ACC(アクセサリ)
b. シフトはPのまま、AC100 Vスイッチを長押し(数秒)
c. メーターに「外部給電モード ON/1500W」表示確認
※EV残量が十分なら無音。残量が下がると自動でエンジン始動し HV発電。
(3) 延長コードを接続
• プラグをしっかり奥まで差し込み、コードは踊り場・雨水を避けて敷設
• こまめに負荷を確認し合計1500 Wを超えないこと
• モーター起動中の突入電流が大きい製品(電子レンジ・炊飯器)は単独運転推奨
(4) 家電を順番に投入
① LED照明(10〜20 W)
② 冷蔵庫(100〜150 W:コンプレッサー起動時300 W前後)
③ スマホ・PC充電(30〜90 W)
④ 電気ポット/炊飯器/IH調理器(700〜1000 W):他をOFFにして使用
4. 実際の稼働目安(計算例)
────────────────
・LED照明 20 W × 5h ≈ 0.1 kWh
・冷蔵庫 150 W × 24h ×1/3 ≈ 1.2 kWh
・スマホ/PC 50 W × 4h ≈ 0.2 kWh
――――――――――――――――――――
1日あたり約1.5 kWh
→ バッテリー満充電(13 kWh)なら8日程度持つ
→ 給電中にSOC30%以下でエンジン発電開始。
40 L満タン/2000 W 発電効率で 60〜70 kWh 生成可能。
5. 家丸ごとに電気を送りたい場合(V2Hの活用)
────────────────
① CHAdeMO対応のV2H機器(ニチコン・デンソー等)を購入
② 分電盤に系統連系/自立切替スイッチを増設(工事必須)
③ 停電時は自動で「自立モード」に切替え、車→家へ200 V/100 V最大6 kW給電
– エアコン・IH・洗濯乾燥機が同時使用可
– ただし長時間高負荷ではエンジン発電が頻繁に作動。燃料残に注意
6. 安全・運用上の注意
────────────────
● ガレージ内や密閉空間では絶対にエンジンを回さない(CO中毒)
● “逆プラグ(オス‐オス)”で分電盤に直接突っ込む行為は違法かつ感電・火災リスク大
● 高感度漏電遮断器(防雨タイプ)のタップを使う
● 雨天時はコンセント部をビニールテントなどで防滴
● 発電中は時々インバータ周辺を触れて熱を確認、異臭や異音があれば即停止
● 夜間アイドリング音・ライトのまぶしさに配慮(車幅灯・EVモード推奨)
● 長期停電では 2〜3日に1回アイドリングタイムをまとめて取り、深夜はEV電力だけで静音運転
7. 片付け
────────────────
① AC100 VスイッチOFF → POWER OFF
② プラグを抜き水気を拭き取り収納
③ コードを点検(焼け・断線があれば交換)
④ ガソリン補給・タイヤ空気圧点検。
────────────────
まとめ
────────────────
プリウスPHEVは「1500 Wの移動発電機」を標準搭載しており、 正しい準備と手順を守れば照明・通信・冷蔵庫・簡易調理といった “命を守るレベル” の家庭電力を数日〜1週間単独で確保できます。
さらにV2H機器を組み合わせれば、分電盤ごと給電して通常の生活家電を広範囲に動かすことも可能です。
✓ 延長コードや燃料の備蓄など「平時の備え」
✓ 1500 W以内に抑える「負荷管理」
✓ 排気・漏電・逆潮流を防ぐ「安全確保」
この3点を押さえ、マニュアルに従って落ち着いて操作すれば、 プリウスPHEVは災害時にとても心強い“家族の電源”として活躍してくれます。
標高・地盤認知の推奨
ステップ1
あなたの勤務先やお住まいの住所から標高を知りましょう!
↓ ↓ ↓
地理院地図 / GSI Maps|国土地理院のサイトの検索窓に住所を入れると標高がサイトの左下に表示されます。
移転予定先の標高も調査しておきましょう!
※標高は100m以上推奨です。(備えあれば憂いなし!)
ステップ2
あなたの勤務先やお住まいの住所から地盤の状態を知りましょう!
↓ ↓ ↓
地盤の状態は地盤サポートマップ【ジャパンホームシールド株式会社】のサイトで知ることができます。
移転予定先の地盤状態も調査しておきましょう!
ステップ3
地震による津波や温暖化による氷河融解による水位上昇をシミュレーションしましょう!
海面上昇シミュレーター | JAXA Earth Appsのサイトで水位が上昇した場合のシミュレーションが可能です。希望の地区へカーソルで移動してください。
縄文時代は今よりも120m水位が高かったようです。縄文海進(Wikipedia) とは?
防災認知ソース
PM2.5 環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)
移住・住宅・移住先の仕事
50平米550万円 車を買う値段で、家を買う。セレンディクス 3Dプリンター住宅
【Instant Products】「建てる」をもっと簡単に、「住む」をもっと自由に。
【ホームズ】空き家バンク | 地方移住・田舎暮らし向けの物件情報
ADDress | 月額9,800円から始める多拠点コミュニティサービス
【へーベルメゾン】HEBEL HAUSの賃貸住宅(旧へーベルROOMS)
地震に強い家 コンクリート住宅 パルコン | Palcon 大成建設ハウジング
災害に備える防災品
※広告